2012年9月8日土曜日

ヒエ収穫


本日ヒエを収穫しました。タイミングをずっと伺っていたのですが、ここ数日の夕立に当たったせいか根元に数粒こぼれているのを発見して慌てて行った次第です。いろいろ調べてみたところ、出穂から35日目が良いとされていましたが大雑把な自分はそろそろかな〜くらいにしか思っていませんでした。調べてみたら7/30の出穂だったので、まさにあと5日くらい早かったらちょうど良かったのかな、と情報の的確さにビックリ。


かつては、主食として重宝されたこの作物も、昭和以降はコメの生産量増加と共に姿を消していったようです。しかし貯蔵は50年以上も出来ると言われている点や、やせ地でつくれたり冷害にも強い、といったメリットも多いはずなのになぜ衰退したのでしょう?一説では、栽培は容易ながらも多くの収穫ができなかったこと、脱穀の労働がキツいため良い印象がない、農家が自給用につくる賄い飯→身分の低い人間の食べ物という印象、といった点から、歴史的には宮中の新嘗祭などに献上されるような重要作物でありながら、多くを語られることがなかったそうです。

アイヌ文化に於いては最も重要な穀物とされ、醸造し酒や味噌なども作られたとか。最近では、ミネラル豊富な雑穀として注目されていますが、ただコメに混ぜて炊くだけでなく「ヒエ麹」でつくった料理にもいつかはトライしてみたいですね。


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