2012年9月22日土曜日

秋分の日

本日22日は「秋分の日」です。なんと116年ぶりに23日ではなく22日だそうです。365日と6時間で地球は太陽のまわりを回るので、4年に一度「うるう年」を設けて調整していますがそれでもずれが出てくるためだそうです。ちなみに1948年交付の「祝日法」によると「先祖をうやまい、亡くなった人々を偲ぶ」ことが趣旨であるそうです。確かに、お彼岸ですもんね。

畑にいると、自分の祖父も農家でしたが、その先々の先祖の暮らしに思いを馳せ、同じように土と向き合っていたのかな、、と思うことがよくあります。農をやることは季節を知ること、自然の摂理を知ることでもあると思います。

自分の生き方の契機ともなった塩見直紀氏の本「半農半X」で著者は言っていました。「自給率や面積でなく、センスオブワンダーと触れ合う時間が何より大切だ」と。命が芽吹く美しさ、枯れゆく刹那、経済第一主義のなかで蔓延する食生活からは消え失せていってしまうような命を頂く尊さ、そういったものを感じられ、人間としての情緒も豊かに育まれると思います。僕にはまだいないけど、近くに森や山がない子供は畑をやることで心が成長し、大げさな話かもしれないけど、結果、社会さえ変わっていくんじゃないかと思っています。大人であっても誰であっても、少しでも、この素敵な時間を共有して欲しいと願っています。


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