2012年9月5日水曜日

ヒマワリの多大な可能性


花のナリそのまま見事に「種」になったヒマワリ!美しいですね。これは首がうなだれた状態で葉も茶色くなってきた頃のものを、上部だけカットし表面についた花の枯れたものをサッと手で払った状態。もう少し強く触れば種もボロボロっと落ちてきます。以前も書きましたが、紀元前よりネイティブインディアンが食してきたこの種は、ビタミンEはじめ多くの栄養素を含むスーパー健康食品であり、また気持ちを落ち着かせる効果があることからメジャーリーガーなども試合前に食べたりするとか。気になるその食べ方は、ナッツを食べる要領で煎って白黒の殻を前歯で割って中身を食べればOK(小さい頃は夏休みの終わりに煎らずに、しかも皮ごとボリボリ食べてましたが…きっと胃には良くないでしょう 笑)

僕が今年ヒマワリを畑のあちこちに植えた理由は他にもあります。ヒマワリの根には「菌根菌」という、植物の成長を助ける「リン酸」を集めてくれる菌がつきます。リン酸は土中で固定され、根になかなか吸収されない性質があるので、多くの場合それを化成肥料などで補うのです。不耕起栽培では、土中の豊かな微生物圏層をいかにつくれるか、ということも大事な課題ですので共栄作物はじめ多くのものを混植していくのです。

また種の食用採取も良いですが、本当にしたいことは「精油つくり」でもあったりします。これをするには膨大な量が必要なこと、専用の圧搾機がないと出来ないことを理由にトライしていませんが、化石燃料に頼らないバイオマス燃料はこれから先の希望があると思いますし、そのつくり方には大変興味があります。そんな折、昨年の大震災以後、ここ栃木でもヒマワリや大豆を植えて除染を兼ねた土壌改良および自家精油を目指しているがいるということを母が言っていたのをふと思い出しました。近いうちにこの種をもって訪ねていってみようかと思います。目指せパーマカルチャー街道!


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