2012年8月9日木曜日

畑におけるデザイン

「ヤマイモ」の蔓の脇で伸びる「エビスグサ」
チッソを集めるマメ科植物は畑の土を豊かにしてくれる。

植物が育つには「チッソ」「リンサン」「カリ」、これらの養分が必要です。以前にも少し書きましたが、それらが吸収されるためには無機化された状態でなくてはならないので「化成肥料」と「有機肥料」どちらが良いか?という論争は二分されているのです。
僕はここ数ヶ月色々本を読んだりして試してみた結果、最終的に吸収される状態は同じであれ「有機物」の方が植物が喜んでいる気がしました(あくまで感覚なのですが…)それはビタミンサプリメント毎日食べてるから健康です!って言ってる人間と同じで、ビタミンCが主な栄養素って言われているレモンのなかにだってそれ以外の微量ミネラルがたくさん含まれていて、実はそれが人間にとってもカラダに良かったりすることもあるのと同じ感覚です。土中の微生物圏を豊かにすることを目的としているので、一時的な植物の生育に対しては良いかもしれないけれど、化成を施してしまったら彼らの居場所を奪ってしまうことになる。何も施さないのがベスト中のベストなのだろうけど、いきなりそれでは育たないということも知りました。だから互いに生育を促し合うような「コンパニオンプランツ」と呼ばれているような植物同士を植えたりし「相利共生」の環境をつくってあげたりしました。自然農も良いけど、こういうことが畑におけるデザインなのであり、人間が自然と共生するためにアイデアなのだろうな、と最近は考えています。


0 件のコメント:

コメントを投稿