2012年8月14日火曜日

月と農業


農文協(農山漁村文化協会)」のまわし者じゃないかってくらい、ここの本は何故かいちいちツボで気になるものが多く、自然農や不耕起栽培について興味を持っていた今年初頭に偶然出会った、水口文夫著『家庭菜園の不耕起栽培』を読んで、これだ!と思い実践してみようと思ったきっかけを与えてくれたのもここでした。先日東京に行った際、ずっと欲しかった同社から出ている『月と農業』を西荻窪のほびっと村にて偶然発見し、即購入。この本は中南米にて伝統的に行われている農法についてハイロ・レストレポ・リベラ氏が調査しレポートしたものを和訳したもの。日本の農業に於いても伝統的に使用されてきた月の満ち欠けを基準とした太陰暦に沿った栽培方法についてわかりやすい図解付きで記されています。


例えば、満月の日には水分は上昇し果実などの実りに対して影響を与えます。現地の農民はこのことを知って月が満る3日ほど前から畑の未熟な果実も含めて収穫してしまうそうです。水分が満たされて重くなった果実は高値が付くことを知っているから、若かろうが熟してようが関係ないのです。他にも、月と対比させた「昆虫の発生サイクル」や「野菜の保存食をつくるタイミング」など、シュタイナー農法などで言われている月と生殖についての関係をわかりやすく図解してくれていて大変参考になります。


0 件のコメント:

コメントを投稿