2012年6月4日月曜日

根まわり堆肥とHB-101

まず当たり前に、いきなり無堆肥(あるいは極少量)では育たない、ということを身をもって実感したので「土をいかに豊かにするか」を考えました。しかし、落ち葉もないこの季節、いきなり堆肥づくりは実践できない。これで最初で最後という気持ちで、堆肥は落ち葉の完熟堆肥をホームセンターで購入することにしました。まだ作付けしていないウネは堆肥をすき込めばよいのですが、問題はすでに定植済みのウネをどうするかでした。と言うか、ふつう畑をつくる人は最初にがっつり堆肥をすき込むんですよね… 親父にも笑われました。まあこれは自分の自然農への中途半端な憧れがかたちとなって現れた結果です(苦笑)

悩んでいた際、畑をはじめる前に読んだ水口文夫著『不耕起栽培』に「根まわり堆肥」という方法が載っていることを思い出しました。


戦後の農家の方は、畑いっぱいにすき込むための十分な肥料を買うお金の無かったときに、写真のように根のまわりに堆肥をすき込むだけで十分な発育の野菜を育てることが出来た、との記載がありました。「シビれ」のトラウマを引きづりつつも、、完熟肥料と土を混ぜながらナスやトウモロコシなどにもこの方法で施肥しました。時間は少しかかるかもしれませんが、効果に期待したいと思います。

また、即効性を求めるなら「液肥」が良いよ、との情報もキャッチしたので液肥について色々とリサーチしていたらフローラという会社がつくる「HB-101」というちょっと面白いものを発見。その説明書きには「スギ、ヒノキ、マツ、オオバコより抽出した天然植物活力液」とあり、いわゆる液肥とは違うシロモノで、ネットで評判を探ってみても賛否両論。活性剤とあるが、恐らくこれは多量の微ミネラル成分がはいっているものなのだろうと推測。昔から有名なのか、近所のホームセンターにも売っていたので試しに購入してみました。

やや昭和を感じるボトルデザイン…

ボトルの説明書きのなかに「サポニン」という記載があり、サポニンとは植物の渋みやエグ味、苦味といった成分の元であることで知られています。人間にとっても生理活性作用があり血液の流れをよくし、うまく服用すれば肝機能向上にも効果があると言われているようです。(植物によりその作用は異なる) これが植物にも効くのでしょうか。根が活性すると、微生物が集まってくるので土づくりにも一役買ってくれそうです。ペットボトル噴霧器で1000倍くらいに薄めて散布、また育種中の苗にも散布しました。

これから植物も発育旺盛になる時期のはず。今日のこの2手で、とりあえず改善されるか様子を見守りたいと思います。





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