2012年6月6日水曜日

忍冬(にんどう )

旺盛につるが伸びて天然ブーケができあがっています。

今日は家の向かい側の森に自生している「スイカズラ」の花、葉、茎を採取してきました。昔の子供はこのほのかな甘みのある花を吸って遊んだことからこの名が付いたとか。スイカズラの花は咲き始めは白く、古びてくると黄変してくるため、その混ざりあった色調から漢方では「金銀花(きんぎんか)」とも呼ばれています。

花、茎、葉は皮膚病の特効薬はじめ、利尿、解毒、浄血、腎臓病、冷え性などに効果があると言われています。

採取した花と若芽は、砕いたナッツと共に天ぷらにして頂きました。味は可もなく不可もなく、、と言ったとこですが本当に若芽の柔らかいとこじゃないと苦みを感じます。葉や茎は乾燥させて煎れば茶にしても頂けるそうなので残りは刻んで乾燥させることに。白や黄の花をホワイトリカーや焼酎につけたものを「金銀花酒」あるいは「忍冬酒」と呼び不老長寿の妙薬として知られています。

深みのあるエンジ色の6年もの金銀花酒

金銀花酒を飲んでみたい!と思っていたところ、6年前に父親がつけたものが自宅の酒蔵(ってほどのものじゃないですが…他にも様々な天然果実酒があります)から出てきて運よく頂くことができました。気になるお味の方は…ほんのり甘い花の風味がして美味ですが、良薬口に苦し!であって好みは分かれそう。山野、路肩に広く分布しているので、甘い香りを便りに探してみても楽しいかもしれませんね



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