2012年5月25日金曜日

問荊(もんけい)



田畑ではその旺盛な繁殖力で、嫌われ雑草の代表格ともいえる「スギナ」。名前に馴染みのない方でも「ツクシ」の成長したものと説明すればお分かり頂けるのでは。上の写真はタンポポやヒメジオンに混ざって、野原に自生している状態で増え放題のスギナ。


しかしながらこの植物はヨーロッパでは古くから民間薬として知られてきました。止血はじめ腎臓、膀胱炎などに用いられてきましたが、さらにその秘めたる力を世界に示したのがドイツの自然療法医のセバスチャン・クナイプ氏。上記効用に加え、結石、肝臓、胆のう、神経痛、そしてガンに対し並外れた効用がある。ガンは成人病の終着駅。だからガンに効くってことはほとんどの病の症状を克服する力を持ってるとも考えられます。


生薬名は「問荊(もんけい)」。写真は乾燥させた葉を煎った状態。香ばしい香りも良く、緑茶がわりにして僕も愛飲してます。風邪で何となくだるいな〜というときや、寝起きのむくみがあるときなんかに飲むとスッキリした気分になります。ただし、医薬品と一緒に服用すると、その効きが弱くなることがあるようです。また、葉を煮出した汁をお風呂に入れると肌がすべすべになり、アトピー等の皮膚炎にも効果があります。僕は蕁麻疹が悪化した際、このスギナ湯で半身浴をし、発汗デトックスして回復したことがあります。


0 件のコメント:

コメントを投稿