2012年5月23日水曜日

和独活 (わどっかつ)



今日は家の裏の山 (雑木林)を抜けてさらにその奥へと旅に出ました。(と言っても徒歩で10分くらいですが…) 途中、広大な田園風景に見とれたり、山の神 a.k.a 道祖神様に挨拶したりしながら山深くに分け入りとあるものを探しに…


これ何だかわかりますか?ヒントは白い根。

ヤマウドです。赤土のような砂質で湿り気の多い斜面に生息してました。(実際にはどんな土質にも生育する) 前もって本では調べていたものの、本当にこれそうなのか!?と最初は疑心暗鬼でしたが、根や茎の香りで間違いないと判断しました。この近辺に5本芽を出していたので、30cm以上張っている根を掘り起こすのは苦心しましたが、横の2株残して採取させていただきました。ゴメンナサイ、アリガトウゴザイマス。


ウドは生薬名「和独活(わどっかつ)」といい、根を乾燥して使います。根はアンゲリコールや各種アミノ酸などを含み、頭痛、風邪などに用いられる。栄養的にはカルシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラル、少量のタンニン、精油、酵素を含む。ビタミンB1、B2、B6、C、K、パントテン酸を多く含む。食物繊維が多く、便秘、大腸ガン、高血圧予防に役立つ。(大沢章著『山の幸 利用百科』より)

「酵素」を含むってことはやはりガンの元となる活性炭素の排出作用も見込めると思って良いのだろう。機会が訪れたら根を乾燥させて煎じてみようと思います。


なるべく生育していた環境に近づけようとかなり深く、丁寧に耕起して移植。


その際、この土地の土質が30cm以上地下になると黒土に覆われていることに気付きました。


結局、植える場所に悩んでヤマイモの隣を新たに開墾し、圃場を拡大してしまいました 笑 野草マスターの父に栽培方法を尋ねたところ、かなりの肥料食いらしく、しかも2mくらいまで成長するらしい(!)  一般的に販売されているヤマウドは根の白くやわらかい部分を長くさせるために暗室で栽培されているらしい。う〜ん、あまり食べるところはないかな?とは言え、採取時に一本折れてしまった芽と茎は夕食で天ぷらにしたら大変美味でした。まあ、俺の真の目的は根の漢方だから…ふふふ 関係ないぜ ってことにしておきましょう。



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