2013年4月1日月曜日
2013年3月20日水曜日
ジャガイモ2013
「農業は毎年一年生」
これは農家であった祖父が生前口にしていた言葉ですが、知識面だけでなく、気持ちの上でもこのことは大事なのだと思っています。自分はまさに植物(野菜)の一年を知ったわけですが、今年は今年の風が吹くと言いますか、気候ももちろん違いますので、各個体の今年の生殖活動を察するために、自分が植物の方へ「降りて」いく必要があると思うのです。早く芽を出したがっている種芋、葉を広げたがっているエンドウマメ、子供を増やしたがっている長ネギetc…ずっと土に触れていないと、この感じる能力も衰えていってしまう気がしていますが、ちょっとスピリチュアルしすぎでしょうか(笑)
今年は、昨年に引き続き、ナスやキュウリなどの夏野菜も予定はしていますが、特に、イモ、マメ、イネ類に力を入れて栽培を勉強してみようと思います。これらは、日本人の生活の中に古くから密接した野菜たちでもありますし、今年の目標でもある「無肥料栽培」にもある程度適しているのではないかと考えているからです。
まずは、定番のじゃがいも「だんしゃく」を今年は盆の真ん中に植えました。昨年の春、秋に次いで3度目ですが、冒頭の言葉を胸に、丁寧にひとつづつ植えていきました。芽が出るまで2週間くらいかかりますが、いつも土割れして芽が顔を出すのが楽しみで、毎朝畑に顔を出してしまうことは言うまでもありません。
2013年3月10日日曜日
春の息吹
朝は凍てつく寒さで土はコチコチに固くなり、霜柱で5センチ以上隆起し、それがずっと溶けずにいる…そんな状態が2ヶ月ほど続いていた僕の畑にもやっと春の息吹が感じられるようになりました。たんぽぽなどの雑草たちと共に、越冬を終えいち早くみどりの芽を出してきたのは、ネギ科のチャイブでした(写真右)
そしてこちらも越冬に成功したエンドウマメの苗。よくぞあのドッサリ積もった雪にも耐えました…。あたたかな春の日差しで気持ちよさそうに光合成しております。
不無精な自分が霜避けをしなかったため、葉がほとんど枯れてなくなってしまったゴボウもまた新たな葉を出そうと力づよく生きていました。春を待って地中の根はエネルギーをずっと蓄えていたのでしょう。
芽キャベツを収穫していたら、隙間で寒さを凌いでいたテントウムシが出てきました。
ジャガイモを植えるための下準備。貝石灰を撒き酸性土壌を中和させ、微生物の活性を計るため、もみ殻薫炭をウネに撒きました。土と戯れている時間は本当あっと言う間で、心地よいです。今年もどんな野菜に出会えるのかワクワクしています。
2013年2月4日月曜日
六つ目編み籠
1月中旬に「あっ、干し芋つくらなきゃ!!」と秋に収穫して寝かせていた安納芋を見て思い出し、せっかくなので大きなザル籠を竹でつくってみようと決意しました。実はちょうど1月から、先生の紹介で那須烏山市の小学校跡地の公民館にて行われている竹細工教室に通い始めていて、そこで出会った先輩に、節間が45cmの立派な竹をいただいたので、夜な夜なひたすらヒゴ作りにここ数週間は励んでいたのでした。まだ僕は幅決め機(せん引き)を持っていないので、なるべく正割り(縦割り)で幅をそろえつつ、ノギスで一本一本サイズを計って確認、厚さも小刀で鋤きながら調整し、削ってはまた確認、という気の遠くなるような作業の毎日でした。(失敗ももちろん多数…ですがこの作業が「竹」を知る上で大事な意味があるはずです)
竹工芸の基本編みの一つでもある「六つ目編み」で挑戦したのですが、制作を進めるにつれ、この意匠に込められた意味や歴史に興味を持ちはじめました。僕はレゲエが好きで良くレコードを買いますが、この六芒星のデザインはその中にもよく見受けられるし、日本の神社にも籠目紋としてこれが刻まれているのもよく知っていたからです。このダビデ紋とも呼ばれるデザインについては諸説ありますが、「カ〜ゴメ、カゴメ」のあの歌が弥勒の世を予言している?なんてものもあり、調べるほどにますます興味は深まる一方でした。
力学的な構造もつくっていくうちに理解が深まっていったのですが、同じ規則性で、互いに抑制し合い、全くムダがありません。見た目以上に頑丈です。先人の知恵は本当にすごいと思いました。
途中、竹割り鉈で指を切り3針縫うという洗礼を受け、1週間ほど作業を中断せざるを得なかったのですが、何とか完成まで辿りつき、まさに血の通った一品となったわけです(笑)まだまだ満足いく仕上がりではないけど、手仕事で仕上げた作品は大変愛着が湧きますね。きっとこの作品は一生忘れないでしょう。
さっそく収穫したばかりの、タケノコイモ(京芋)、ヤツガシラ、イチョウイモ(山芋)のイモセットでキメてみました。直系48cmなので見事に納まりました。頑張って大きいものを作った甲斐がありました! !
ところで安納芋は干すのをすっかり忘れてました…
2013年2月2日土曜日
工具入れ作り
かれこれ5年くらい、街着から作業着となり、おしりのあたりも破れかけてきてしまって、そろそろご臨終かな…と思ってたキャンバス地のワークパンツ。ごみ箱まで行きかけてましたが、ちょうど竹細工の工具入れが欲しかったのでリメイクして自作することにしました。買えば、たかだか2〜3000円の話なんでしょうが、縫製作業を経ることで、普段身近にありすぎて、あまり考えることもない「衣」についての意識変革も望めるのではないかとも思い、10年ぶり以上にミシンをひっぱり出してきました。
まずはざっくり使えそうな部分をカット
実際に入れてみてサイズ確認。イメージ湧いてきました with ネコ
ちょっと生地のサイズが足りなかったのですが、ちょうどよく使い古したNORTH FACEのトートバックを発見して、それも分解しちゃいました。パイピングも良い感じに拝借できました。
この後くるくるっと丸めたあとにしばる帯も端材で作りましたがひとまず完成!!…とは言っても、ブログだと早いですが丸一日半かかってます(笑)熱中すると止まらない性格なので久しぶりの裁縫に苦戦しながらも無我夢中で燃えてしまいました。
もう汚れて捨てようと思ったものも、手を加えることによって本当に「精」が入る感じがしましたし、これは自分に限らず、人が使うときにも伝わるものなんだろうな、と手作りの醍醐味を実感。情報や風潮に知らぬ間に影響を受けて、安易な購買、消費を継続してしまう生活…それが悪いとは言いませんが、個人のそれそのものが社会を形成していることは事実だと思います。また表層的な「エコ」などと言う言葉にも惑わされることなく、深層にある、人として大事だと思う気持ちを紡ぐ行動を、自分にも周りの人にも、いま僕たちは為すべきなのだと思います。
2013年1月17日木曜日
自家製メグスリノキ茶
日本国内にのみ自生しているという、カエデ科の「メグスリノキ」が何気なく庭先に植えてあることに気付き、先日父が枝を剪定してたくさん放置されていたので、自家製「メグスリノキ茶」をつくってみることにしました。ちなみにこの名前の由来は戦国時代より、樹皮を煎じて飲むと眼病などに効果があるとする民間療法に由来しているとか。
枝を軽く洗ってゴミなどを落とした後、剪定ばさみやノコギリ、ナタなどを駆使して皮は剥かず細かくチップにしていきます。大きさは好みですが、量が調整しやすいように僕は1~2センチで揃えてみました。割っていると微かにですが、特有の香りがします。(個人的には、すごくリラックスできる「森」の香り…)この後、日干しして乾燥させます。
チップを大さじ一杯分くらい煎じて完成です。少し黄色がかっていますが、ほぼ無色透明。味は苦みがややあり、苦手な人もいるかもしれません。「ロドデンドロール」という成分がその原因ですが、これによって肝機能が高まり、解毒作用が活発になるようです。よく二日酔いの人が充血していたりしますが、眼は肝臓の状態を表すサインということですね。詳しい薬効成分についてはまだ解明されていないようですが、他にも有名なものだとポリフェノール化合物である「タンニン」や「カテキン」なども含まれているそうで、血圧上昇を防いだり抗酸化作用も期待できそう。やはり、古くから伝わる民間療法にはそれなりの高い効果がある気がします。
ちなみに、以前、このジュースを買って飲んだことがありますが、それにはレモン汁が少し入っていて飲みやすくしていました。そのままも趣き深い味ですが、オリジナルのブレンドを開発してみるのも面白いかもしれませんね。
2013年1月15日火曜日
偲ぶ春
冬は畑の収穫もほとんど終わってしまい (一部アップし忘れがあったので、そちらはまた後日)、堆肥づくりなど本来はやってみたい作業もあるのですが、しばしの休憩…。あらためてじっくり昨年の流れを見直してみて、新たに挑戦したいこと、理想の環境などを想像する充電期間にしています。具体的に言ってしまえば、さらに深く生活に根付いた循環型農法を実践したい!と思っていますが、もはやそれを突き詰めていけば、農が中心となり生活がまわるようになっていくことと思います。糠や灰を利用した、土や水を汚さない洗浄や濾過の方法をはじめ、竹林の整備を兼ねた間伐材でザルや籠など石油製品に依存しない生活具をつくりだしたり…いかに自然と共生しながら暮らせるか、そんなアイデアを巡らせている時間が今はとても楽しいんです。エネルギー問題も然り、原発はいらないと言うのならば、どんなエネルギーとのつき合い方が可能なのか、自らの生活のなかで積極的に挑戦していきたいと思っています。簡単に答えの出せることではないですが、意識は高く!です。学んで進んでいくことは、人生に課せられた課題だとも思いますので、あきらめない、信じる、行動する、これらを基幹にして一歩づつ前向きに焦らず進んでいきたいと思います。今年は同じビジョンを共有できる仲間ともたくさん出会えそうな予感もしています。芽吹きの春はもうすぐそこです。(写真は自宅前の森林)

