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2013年4月14日日曜日

竹パウダー


竹を割ったり切ったりした際にでる、カスを何とかできないものか調べていたところ、畑に撒くと、そのミネラルが植物の成長を助長するとありました。オオバコエキスを抽出しただけの液肥があるくらいですから、要は同じような原理で、直接的な栄養というより土中の微生物を活性させてくれるのではないかと思います。ただし、土に撒いて有効なのはパウダー状にしたものだけのようで、削りカスなどは堆肥として発酵させるのが有用なようです。

竹を割った端材はよく燃えるのでストーブがあれば薪代わりになることでしょう。今年の秋冬にはロケットストーブをつくって、それでこの薪を燃やし、灰は畑に撒いて有効活用…、そんなムダなくお金かけずの循環サイクルを想像しているのが最近はとても楽しいのです。知識が集まってくると、点と点が線で繫がって、意識が拡張し、それが知恵となります。一生続けられるとても楽しい学びだと思っています。

2012年10月18日木曜日

サクラの贈り物



ダイコンも順調に成長していて、気づいたら葉の根元からついに白い実(茎)が姿を現していました。このウネはヒマワリがたくさん植えられていた場所ですが、驚くほど良く育っています。

また、圃場の横にサクラの老樹が一本生えている(自分がもの心ついたころからそこにあった)のですが、ここの枯れ葉が畑の土壌に落ちて来て自然と、微生物のエサとなり土壌良化に一役買っていることにグッときてしまいました。

わずかではありますが自然の生体系に近い環境がつくられています。畑を作ることは、結局は自然破壊なんじゃないのか?という疑問を当初は抱いていましたが、今は「共生するためのデザイン」であり、「だんだんと(自然に)近づいていけばいい」というのが理念と成りました。いわゆるパーマカルチャーですが、様々な知恵を応用し、この考え方を生活のなかに取り込んでいくことが僕の夢でもあります。


2012年9月10日月曜日

緑肥としてのイネ科植物


「不耕起栽培」もいよいよその本質に近づいてきた訳でありまして、春〜夏に収穫した作物の残さの横に、秋冬野菜を混植しまくっている今日この頃で、毎日がとても楽しいです。写真はトウモロコシのウネに東京産でハクサイのいとこでもある「サントウサイ」が発芽してきたところ。

イネ科植物は、よーく見てみると空き地のあちこちに自生しています。今の季節ですと「ススキ」なんかもそうですし、夏に畑を覆い尽くす勢いだった「オヒシバ」や「メヒシバ」なんかもそうです。イネ科植物は酸性土壌を好み、普通の植物には吸収できない「リン酸アルミニウム」を吸収し、土壌から流出しやすい「ケイ酸」を体内に蓄える性質を持ちます。それを保持したまま枯れ、葉や茎は有機物として、養分は土中に流れ出し他の植物の生育を促すため、これは立派は「緑肥」であると言えるのです。ここの畑は、もともとは空き地でしたが、開墾した際の残さをマルチングとして利用し、さらにそれを土中にすき込むことによって、少量の肥料でも今夏立派な野菜を育てることができたので、その効果は間違いないと思っています。憎き相手として見られ雑草と呼ばれている彼らも、僕にとってはとても大事な役割をもつものですので、草刈りした雑草たちは全て束ねて畑の横に置いておくようにしています。


今年の残暑は厳しいですが、秋野菜を播種するのに、いつまでも涼しくなっているのを待っている訳にはいきません。予想ですが、こういった気候の年は急激に寒くなる日がやってくるからです。雑草マルチを施すと、水分を保持し涼しさを保ってくれるので、今年は播種したウネのいたるところが写真のように干し草で覆ってしまいました。その合間から発芽してきますが、苗が大きくなったら土寄せしてこのマルチも土中に埋めてしまえば、肥料となりムダがありません。この素材が近くにあることが大変恵まれていると思いますが、植物を生育させられる環境づくりはお金をかけることじゃなく、自然循環を学び、そのサイクルを少しでも取り入れることによって簡単に成せると思います。


2012年9月6日木曜日

天然カモフラージュ


よっぽど葉っぱが柔らかくておしいのか、出るたびにウリハムシなどに食べられてしまっていたヤマイモの葉。しかし、6月にウネの脇に植えた「エビスグサ」がゆうに1mを超える大きさにまで成長し葉を繁らせたせいか、最近はめっきりやれらなくなりました。これには虫がエサを見つける際には、まず「視覚」で判断するということが起因している気がします。この事実は最近、本で知ったのですが、虫はまず目で見て寄ってきて、次に匂い、次に質感で、それがエサや産卵場であるか判断するようです。これもひとつの「コンパニオンプランツ」としての効果ですが、さまに天然カモフラージュですね。

また、植物は、その葉の大きさくらいに根が成長しているといいます。…となるとこのエビスグサはかなりの広さまで根を張っていると想定されます。このマメ科の植物は「ハブ茶」として知られる「決明子」でもありますが、マメ科特有のチッソを土中に集める効果がありますので、それがヤマイモにも影響して生育を促しているのかもしれません。このコンパニオンプランツの成功例は、本などに載っていたわけではなく自己流で試したものだったのでちょっと嬉しくなりました。

2012年9月2日日曜日

畑の神様



畑をやって良かったと思えることのひとつに、多様な昆虫との出会いがあります。小さい頃はよくつかまえて遊んでいたものも、この年になってまじまじと観察すると新たな発見や感動があり、その生体は「センスオブワンダー」そのものでもあります。害虫と言われているものも含めて、皆「目的」があってやってくる訳であって、またその虫を食べようと大きな昆虫、そしてそれを狙う鳥が空からやってくる…という連鎖が自然と発生するのも圃場の面白さだと思います。チョウ、クモ、アリ、イモムシ、コガネムシ、ハチ、バッタetc…とにかくたくさんの昆虫との出会いが春〜夏の間だけでもありました。この時期だとカメムシは特に果房を吸う害虫として嫌われていますが、自然農法を志す人たちの間では、それら含め多くの害虫を捕食する「カマキリ」は神様として崇められているようです。


春先に畑をつくるために耕起した際、カマキリのたまごをみつけたのですが、捨てるのもかわいそうなので棒にくっついたまま土地の隅のくさかげに立てておきました。それがふ化したものが、今こうやって害虫を捕食してくれているとしたらドラマですね(笑)大きさにもよりますが卵からふ化した際は数百匹出てきても、そのほとんどは小さいうちにトカゲやヘビに食べられてしまったりで、成長するまでには試練がありますが、写真のように大きくなったら最強、鳥以外ほとんど天敵はいなくなるそうです。エサのある近くでいつも静かに実をひそめていて、あるときは、稲穂についたイナゴを食べるためかイネの根元に、最近だと枯れたヒマワリにもカメムシが集まるので茎と葉の間にいたりして、とになく気長にエサが捕獲範囲に入るのを待っています。

クモも益虫として知られていますが、そういった昆虫が住処をつくれる環境も野菜と一緒につくってあげることが大事ですね。

しかしながら、害虫呼ばわりされているものにも美しい奴はいるんです


今日ヒマワリについていた「アカスジキンカメムシ
まるで南米とかにいそうなサイケなカラーリング。畑のなかで宝石を見つけたみたいで嬉しくなっちゃいました。


2012年8月9日木曜日

畑におけるデザイン

「ヤマイモ」の蔓の脇で伸びる「エビスグサ」
チッソを集めるマメ科植物は畑の土を豊かにしてくれる。

植物が育つには「チッソ」「リンサン」「カリ」、これらの養分が必要です。以前にも少し書きましたが、それらが吸収されるためには無機化された状態でなくてはならないので「化成肥料」と「有機肥料」どちらが良いか?という論争は二分されているのです。
僕はここ数ヶ月色々本を読んだりして試してみた結果、最終的に吸収される状態は同じであれ「有機物」の方が植物が喜んでいる気がしました(あくまで感覚なのですが…)それはビタミンサプリメント毎日食べてるから健康です!って言ってる人間と同じで、ビタミンCが主な栄養素って言われているレモンのなかにだってそれ以外の微量ミネラルがたくさん含まれていて、実はそれが人間にとってもカラダに良かったりすることもあるのと同じ感覚です。土中の微生物圏を豊かにすることを目的としているので、一時的な植物の生育に対しては良いかもしれないけれど、化成を施してしまったら彼らの居場所を奪ってしまうことになる。何も施さないのがベスト中のベストなのだろうけど、いきなりそれでは育たないということも知りました。だから互いに生育を促し合うような「コンパニオンプランツ」と呼ばれているような植物同士を植えたりし「相利共生」の環境をつくってあげたりしました。自然農も良いけど、こういうことが畑におけるデザインなのであり、人間が自然と共生するためにアイデアなのだろうな、と最近は考えています。


2012年7月17日火曜日

アピオス


これ何の花だかわかりますか?「アピオス」というインディアンもスタミナ源として食べていたというマメ科の植物です。カルシウムがジャガイモの30倍、鉄分4倍、サイツマイモの3倍の食物繊維、ビタミンEなどなど、とにかく小さい実のなかに強烈なエネルギーを内包しております。去年うまくてバクバク食べていたら一日に5粒以上食べてはいけないと言われました。きっと鼻血が出るのでしょう(笑)父親が昨年この場所で栽培していたものの種がこぼれて芽が生えてきたのでそのまま支柱だけ立てて誘因してあげた、まさに自然農状態です。この花が枯れると少しずつ土のなかで大きく実が育っていくのでしょう。花は始めて見ましたが、そのやわらかく可憐な色合いにうっとりしてしまいました。


2012年7月16日月曜日

除草 or NOT?


雑草と見分けもつかなくなりそうな「キビ」の葉。派手さはないものの、ゆっくりじっくり育ってます。しかしまわりはもともと芝の多い土地だったので、じわじわとウネやそれ以外の通路も浸食してきてて、このまま放置しすぎると次の作物の栽培ができなくなってしまうので少し除草をしました。


畑をつくって約3ヶ月半。一応それらしいかたちになってますね(笑)当初は「無除草」でいこうかとも思っていましたが、「根穴構造」を生かし「土中微生物」の活性を目的とする不耕起栽培であるならば、表層の除草は植物下部の通気や日当りを良くしたりし生育の助長にもなるはずと考えるからです。この夏が終わり、次の作物を作付けし、また年を越して、、と繰り返していくうちに、推測ですが、生えてくる雑草の種類も淘汰されていき種類も減っていくと思います。今は、もともといっぱい生えていた「芝草」の勢いがハンパじゃないので、これはぎっちり根も強いのである程度除去していかないと次の作物を植えることさえ出来なくなってしまうのではないかと思うのですが、これがなくなると他のものが少しずつ、作物の合間にいつの間にか増えていくのです。「里山」と同じように、自然のかたちをコントロールするのも人間の知恵でありセンス、この美意識がとても日本的だと思うし、僕は好きなので、あるがまま草ぼうぼうの自然農にもあこがれるけど、、少し距離を置いて根本を押さえたウマいアレンジを考えるのが自分流かな、と思ったりもしています。


2012年5月29日火曜日

いつかは自然農


ナスに花が咲きそうになっていました。先端には何故かアブラムシがびっしり。初期段階での肥料が足りなかったせいか、やや小振りですが、このまま葉を大きくして実になりそうです。もう少ししたら脇芽を掻いて茎を3本仕立てにし、生育を促さなくてはなりません。



今月計3回ほど散布したニームオイルはそれなりに成果を上げているようで、クロマメも食害にあいながらも少しづつ大きくなっていってます。中には免れてすくすく成長中の輩もいますが…まあそれはそれで良しとしましょう。捕殺するのは定説ですが、彼らを目的に集まってくる生物がいるのも事実な訳で、なるべく生体循環の構図を崩さないまま作物を作れたらな〜というのが最近の理想になってきました。今年は不耕起栽培でトライしようと決めましたが、いつかは完全な自然農法を試してみたい。自然農法はパーマカルチャーの主軸となる思想で、極端な話、農薬や肥料を買わない行為だけで社会が変わる可能性さえ秘めているということです。