2013年5月1日水曜日

糸状菌


気付けば、畑をつくって早1年。残さや雑草をマルチングして堆積させ土を肥やす「不耕起栽培」ですが、微生物分解進んでるかな〜?と少しほじくってみたところ、立派に進んでおりました!もはや可愛いペットみたいなもので何ともラブリーな気分になってしまいました。笑

写真は土中に埋まっていた雑草のカタマリですが、団粒化した土と一緒に白いクモの巣のようなものがついています。これが土壌中に10万種以上いるとされる「糸状菌」です。僕の畑でも昨年つくったカボチャが被害をうけた「うどんこ病」も、この菌の被害でもあるのですが、一方で、ヒマワリの根元にたくさんいた菌根菌も同じ菌種で、この栽培後の土壌では無肥料でもダイコンが良く育ちました。

最近「炭素循環農法」についても改めて勉強してますが、不耕起にしても何にしても、この微生物分解の力に依存していることに差異はありません。人間と同じで10万種もいるそのなかには、他を助けるものもあれば破壊するものもある。自然農法とは、人間がその土壌中のルール作成を促す(決して断定しコントロールすることはできない)だけのことではないのか、と最近思うようになりました。一種の環境デザインでもあり、それを為せるのが人間の知恵であり心なのではないでしょうか。

自然農法へと道も、試行錯誤ではありますが、1年たって少し光が見えてきたように思います。


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