2012年12月14日金曜日

自家製ハブ茶づくり


6月に「緑肥」として畑のあちこちに蒔いた「エビスグサ」。写真は10月頃、種子の入った房が茶色くなってきたときのものです。根はマメ科特有の根粒菌を集め、ネコブセンチュウを退治してくれる、とのことだったので秋まきの大根の横一列に植えたら農薬なしでも見事キレイなものが収穫できました。また、その根は長さ1M以上にも達し、土の団粒化を促進してくれます。



一房に10粒くらい入っているものを、収穫後乾燥させ、ひたすら皮を剥きました。剥き終わった房は畑でマルチとして活用。自然と腐食させ土に返します。合計20株くらいから約2kgの種が収穫できました。これを篩(ふるい)にかけてゴミを落とし、フライパンなどで焦げないようにじっくり煎ります。写真左が煎る前、右がその後。色が少しうすくなります。


皮がパチパチ弾けてきたら完了。新聞紙の上などにおいて冷まします。その後、小さじ一杯分くらいを蒸らして茶として入れれば「ハブ茶」の完成です。


キレイな赤茶色です。味は玄米茶のような香ばしさとほんのり独特な甘みがあります。種子は生薬名「決明子(ケツメイシ)」と言い、昔から中国などでは便秘や眼性疲労に効果があるとされ重宝されてきました。腎臓の働きを助け、血流を良くする作用もあるので高血圧の方にも最近では人気のようです。僕もPCの見過ぎで、寝起きに目やにが溜まることがあったのですが、数日間、睡眠前にこの茶を飲んでいたら症状が改善されました!種子はネットなどでも検索すれば購入できます。生育力も旺盛なので、たぶんプランター栽培も可能、気になってみた方は是非トライしてみてください。

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