2013年2月2日土曜日

工具入れ作り


かれこれ5年くらい、街着から作業着となり、おしりのあたりも破れかけてきてしまって、そろそろご臨終かな…と思ってたキャンバス地のワークパンツ。ごみ箱まで行きかけてましたが、ちょうど竹細工の工具入れが欲しかったのでリメイクして自作することにしました。買えば、たかだか2〜3000円の話なんでしょうが、縫製作業を経ることで、普段身近にありすぎて、あまり考えることもない「衣」についての意識変革も望めるのではないかとも思い、10年ぶり以上にミシンをひっぱり出してきました。


まずはざっくり使えそうな部分をカット


実際に入れてみてサイズ確認。イメージ湧いてきました with ネコ


ちょっと生地のサイズが足りなかったのですが、ちょうどよく使い古したNORTH FACEのトートバックを発見して、それも分解しちゃいました。パイピングも良い感じに拝借できました。


この後くるくるっと丸めたあとにしばる帯も端材で作りましたがひとまず完成!!…とは言っても、ブログだと早いですが丸一日半かかってます(笑)熱中すると止まらない性格なので久しぶりの裁縫に苦戦しながらも無我夢中で燃えてしまいました。

もう汚れて捨てようと思ったものも、手を加えることによって本当に「精」が入る感じがしましたし、これは自分に限らず、人が使うときにも伝わるものなんだろうな、と手作りの醍醐味を実感。情報や風潮に知らぬ間に影響を受けて、安易な購買、消費を継続してしまう生活…それが悪いとは言いませんが、個人のそれそのものが社会を形成していることは事実だと思います。また表層的な「エコ」などと言う言葉にも惑わされることなく、深層にある、人として大事だと思う気持ちを紡ぐ行動を、自分にも周りの人にも、いま僕たちは為すべきなのだと思います。

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